親からも子どもからも言い出しにくいようですが…

元気なうちに話しておきたい葬儀の話

いつかは話さなければと思っていても、
つい先延ばしにしてしまう葬儀の話。
親子で一度、真剣に
話し合ってみてはいかがでしょうか。

人は生まれると同時に4つの苦しみを持つことになります。
一つには、生まれてきたことに対しての苦しみ。
二つには、生まれたと同時に老いていく苦しみ。
三つには、病におかされる苦しみ。
そして最後に、死ぬ苦しみ。
仏教の世界では、これを生老病死、四苦といいます。
仏教にかかわらず、全ての人が老いたくない、病気になりたくない、死にたくないと考えることは、ごくごく自然のことだと思います。

「介護してもらうのは、気の毒だから、施設に入るわね」
「死ぬなら家の布団で死にたいわ」
「私がガンになってもちゃんと教えてね」
「私のお葬式はたくさんの花で飾ってちょうだい」
「私が死んでも何もしなくていいわよ」

こんなお話は、いつの時代でもタブーとされてきました。家庭の中でも話題にはしなかったと思います。しかしながらどうでしょう、 先延ばしにしていてもいつかは訪れるのです。その時になってから、ご本人で決断したり、考えたりすることはできません。 また、ご家族の方はどうでしょうか、ご本人の意志を確認できないままに決断をせまられ、迷ってしまったり、後悔だけが残ってしまうのではないでしょうか。
そんな時に、本人の希望がわかっていれば、家族も安心して、よりよい決断をしていくことができます。

本人としても、前もって希望をいっておけば、ご自身の納得のいく介護やご葬儀ができるのです。決してタブーではありません。 家族といろいろなことを話し合っていくことが大切です。
人は必ず死を迎えます。歳をとり、身体が衰え頭が衰え、やがて死んでいくのです。人はいやなことには目をそむけてしまいがちですが、 しっかりと正面で受け止め、考えたり、話し合ったりその過程に悔いを残さないようにしたいものです。

「エンディングノート」を差し上げます。

私の人生、私の旅立ちのときのために。このエンディングノートは、死を見つめ、自分自身の思いを書きとめていただきたい 、そんな思いから作成しました。家族のことを思い、自分自身のこれからのことを考えるきっかけになれば幸いです。
お問い合せは、下記の東海典礼まで。